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活性酸素と眼科鍼灸の関係【必要ないものを除去】

活性酸素が悪いわけでは無く…

 

人間を始めとして、地球上の多くの生物が生きていくには、酸素の存在は欠かせません。

そして、酸素を利用してエネルギーを作り出そうとすると、体内では活性酸素という物質が作り出されます。

活性酸素は、体内で免疫やシグナル伝達、排卵や受精などにも利用されるため、絶対的な悪ではありません。

<参考リンク:厚生労働省作成 e-ヘルスネット

 

そのため、ある程度の活性酸素は利用され、更に余った活性酸素は、体内にある抗酸化防御機構により除去されます。

この活性酸素が発生する量と、使用する量、更に除去される量のバランスが崩れると、活性酸素は体内で暴走を始めます。

 

活性酸素は、細胞や組織を傷付ける作用があり、細胞を癌化させたり、瘢痕化することがあります。

眼科疾患の場合、こうした活性酸素が働くことで、視細胞の変性や視神経の萎縮などにも関係していると考えられます。

 

現在のところ、眼底部の血行不良が原因で活性酸素が増え、悪化することが予想される眼科疾患は複数あるようです。

 

 

抗酸化物質を摂るだけではダメ

 

抗酸化作用のあるサプリメントなどは、確かに一定の作用をすることが、様々な臨床試験で証明されています。

そのため、眼科疾患においても、複数のサプリメントが、目の健康のためにということで市販されています。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31980324

(緑内障患者における経口サプリメントの効果)

 

ところが、最初に書いたように、活性酸素自体が負の存在なのではなく、あくまでも活性酸素発生と除去のバランスの乱れが問題なのです。

必要な活性酸素に関しては、除去する必要はありませんし、逆に本来の働きを邪魔するかもしれません。

 

また、折角健康の為に摂った抗酸化物質が、必要なところまで運ばれなくては、お金の無駄遣いにしかなりません。

 

そこで、眼科疾患の方にとって、最も重要なことは、

 

1.無駄な活性酸素の発生を防ぐ。

2.余った活性酸素を除去するために、抗酸化物質を運ぶ。

3.速やかに活性酸素をその場所から移動させる。

 

ことなのです。

 

血液循環が悪い場所では、発生した活性酸素がその場に留まるため、活性酸素の量が増えてしまいます。

さらに抗酸化物質が、血流で上手く運ばれないため、抗酸化機能が上手く働きません。

 

つまり、無駄な活性酸素の発生を抑え、必要のない活性酸素を取り除くには、血液循環が重要な役割を担っているのです。

 

眼底の血流を改善し活性酸素を減らす

 

眼科疾患において、最も活性酸素の影響を受けやすいのは、表面からは触ることが出来ない、眼球の奥深くです。

眼球の一番奥不覚は、眼底と呼ばれ、網膜や視神経などの、視機能を支える重要な細胞がある部分です。

 

鍼灸治療で眼底の血流を良くすると、必要のない活性酸素は取り除かれ、しかも血流増加により抗酸化物質も流れ込みます。

常に血流が良い状態を鍼灸治療で作ることで、眼底部の血流が保たれ、活性酸素の過剰な発生を抑えることが出来ると考えられます。

 

眼科疾患の症状が進行傾向であれば、発生する活性酸素の量も多いと思われるため、鍼灸の頻度を少し多めに設定します。(週2回程度)

症状の進行は緩やかでも、目をよく使うお仕事や、強度近視で物理的に負担が強く掛かる場合なども、頻度は少し高めが良いと思います。(週2~週1回程度)

十分にコントロール出来ている眼科疾患では、2週に1回から月に1回程度でも、十分に進行予防が出来ます。

 

かなり個人差があるものですから、出来るだけご相談をしながら、適切な頻度を決定させて頂きます。

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鍼灸ひより堂