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三叉神経に対する鍼灸アプローチとは【三叉神経痛・眼精疲労・眼瞼痙攣】

三叉神経は障害されやすい

 

三叉神経は、

耳の後ろ辺りから3つに分かれて、

顔に広範囲に分岐する脳神経の一種です。

この三叉神経は知覚神経であるため、

三叉神経に何らかの問題が起こった時には、

その走行上に様々な症状が出てきます。

 

三叉神経第1枝 眼神経:眼精疲労、眼瞼痙攣、目の奥の痛み

三叉神経第2枝 上顎神経:上顎部痛(三叉神経痛)、歯痛

三叉神経第3枝 下顎神経:下顎部痛(三叉神経痛)、歯痛

 

三叉神経に起こる問題としては、ヘルペスウイルスなどの感染症によるものや、三叉神経に何らかの物理的な刺激が加わることで起こる炎症、さらに精神的なストレスも影響を与えると言われます。

ただ明確な原因がなくても、三叉神経に問題が起こることもあります。

 

また当院で確認しているところで言うと、無意識に歯を食いしばる癖がある人は、咀嚼筋(噛むための筋肉)や歯髄(歯の中の神経)に刺激が加わりやすいため、三叉神経が徐々に知覚過敏を起こす傾向があるように思います。

中には、長時間のPC作業やスマートフォンの見過ぎで瞬きが減り、ドライアイになることで角膜の知覚過敏を起こし、三叉神経第1枝である、眼神経の知覚過敏を起こしている人もいらっしゃいます。

知覚神経が習慣的に刺激されることで起こる知覚過敏は、神経ブロックなどで改善が可能な場合もありますが、神経ブロックには一定のリスクもあります。

そこで、よりリスクの少ない方法として、鍼灸治療を利用するのは良い方法だと思います。

 

三叉神経をブロックする鍼灸

 

三叉神経をブロックするからといって、特別な鍼治療をするわけではありません。

ただ場所により、効果的な刺し方や深さがあることは確かですし、使う鍼や刺し方によっては、内出血を起こしやすい部位ですから注意が必要です。

 

美容鍼灸を含めて、顔面部に通電をする場合には、特に注意が必要です。

三叉神経とよく混同される神経に、顔面神経という神経があります。

 

顔面神経は、三叉神経と違い、運動神経の役割をしています。

つまり、顔面部の筋肉に運動の指令を出している神経線維だということです。

 

この顔面神経に過剰な刺激をしたり、刺激する時期によっては、思わぬ副作用が出ることがあるとされています。

 

それは、病的共同運動と呼ばれるものです。

病的共同運動とは、本来の動きとは違う筋肉の動きを、顔面神経の指令で行ってしまうものです。

 

例えば、目を閉じようとした時に、全く違う部位が痙攣したり、意図しない筋肉が収縮してしまうようなものです。

病的共同運動は、顔面神経麻痺の回復期に出ることがありますので、鍼灸刺激だけの影響ではないかもしれませんが、医師の中には、回復期以外でも、電気刺激により誘発されることがあると指摘する方もいます。

 

無駄な疑いを避けるためにも、鍼灸治療に無闇にパルス通電を流す風潮は感心しません。

本当に効果的な時だけ、限定的に使用する様にし、特に顔面部のような繊細な場所には注意が必要です。

 

鍼灸治療により、三叉神経のブロックが上手く出来るようになると、特に眼精疲労やドライアイ、眼瞼痙攣に関しえては、かなり効果的な施術が出来るようになります。

眼精疲労の患者さんによると、施術後の爽快感と即効性には、いつも驚くということです。

 

鍼灸師の皆さんは、ぜひ鍼の刺し方などを工夫してみて下さい。

恐らく、驚くほど患者さんからの評価が高まるはずです。

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鍼灸ひより堂