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眼科領域の鍼灸を受けて頂く際のご注意です

【眼科疾患の鍼を受ける際に知って頂きたいこと】

 

当院は、主に京阪神地区から来院される眼科疾患の方に、数多く施術を受けて頂いている鍼灸治療院です。

また大阪府以外からも、奈良、兵庫、滋賀、和歌山、三重、鳥取からのご来院をして頂いていおります。

既に15年以上に渡り眼科疾患の施術をしているため、数多くの臨床を通して、鍼灸を受けて頂く方に知っておいて頂きたいことがあります。

 

1.眼科鍼灸はあなたの能力を最大限引き出すための施術です

 

眼科鍼灸は、現代医学を無視した摩訶不思議な治療法ではありません

あくまでも鍼灸刺激により起こる生体反応を利用して、あなたが持つ視力や視野などの視能力を、自律神経系やホルモン系を整えることで、最大限発揮させるためのものです。

そのため、完全に失明状態である方や、視神経や網膜に変性が起こった方に関しては、鍼灸治療の効果は限定的になります。

但し、現状ではまだ視力や視野などが十分にある方や、今後進行が予想されるけれど現在は一定の視能を持っている方であれば、一定の能力向上は期待出来ます。

 

2.目的は大きく二つに分かれます

 

鍼灸治療の目的は大きく二つに分けられます。

 

一つ目の目的は、眼科疾患の症状を積極的に改善することです。

網膜や視神経の血流を改善し、十分な酸素や栄養を送り、自律神経や免疫系を整えることで、炎症や血行障害を改善することが出来ます。

こうした積極的な症状改善は、鍼灸治療開始後から約三か月程度を目安にして行います。

 

次に二つ目の目的である、眼科疾患の進行予防を引き続き行うことになります。

進行予防に移行する際には、鍼灸開始三カ月後の状態をしっかり見極め、まだ改善傾向が続いていれば、三か月以降も同じ頻度で施術を続ける場合もあります。

 

3.慢性眼科疾患の方は受け続けることが重要

 

多くの方が気にされるのは、鍼灸治療をいつまで受けなくてはいけないかということです。

こうした治療計画は、その人の眼科疾患の特徴や、何を目的にして鍼灸治療を受けるかにより変わります。

 

例えば、小児に対する鍼灸治療の場合には、体の成長に伴い発達する視能を、最大限伸ばすことを目的にしますので、成長期が終わるか、視能の成長が止まるまでを目安に行います。

網膜色素変性症の幼児に対して行った鍼灸治療では、夜盲症状や視力、視野の能力向上が見られましたが、小学校5年生で能力の上げ止まりがありました。

その後は、無理のない範囲(月1~月2回)で通院して頂くか、一旦鍼灸治療を休止して、症状の進行が見られるようになれば、再び通院して頂く方法を取ります。

 

成人で徐々に進行する眼科疾患の場合、将来的に失明が予測される病気の場合には、条件が許す限り通院して頂くことになります。(必要なくなるまで一生)

現状では、既に10年以上ご来院されている方が多くいらっしゃいます。

また、仕事を続けている間という目安や、〇〇歳までは視力を維持したいなどのご希望により、続けて頂く期間を決定します。

 

ただ中には、急性と慢性を繰り返す眼科疾患もあります。

例えば、若年性黄斑変性症、脈絡膜新生血管、中心性漿液性脈絡網膜症では、浮腫と出血、変性を繰り返すため、お仕事や体の状況によりますが、週1~月1回くらいの頻度を人により設定します。

基本的には、IT系などの目を酷使する人や、ストレス度の高い生活をしている方は、高い頻度が必要になることが多いようです。

 

 

私は苦い体験として、治療頻度と体調悪化のバランスを甘く見てしまい、眼科疾患の再発を許してしまったことがあるため、こうした病気の場合には、出来るだけ最低限の治療頻度(10日~2週間に1回)は守って頂きたいと思っています。

 

最初は一生懸命通院して頂いていても、鍼灸治療を長く受けていると、徐々に受けている実感が分からなくなる方がいらっしゃいます。

眼科疾患以外に明確な体調不良がある場合には、その症状の変化で見分けることが出来るのですが、視力や視野は微妙な変化は気付きにくいため、鍼灸治療を必要ないと思ってしまうようです。

 

ところが鍼灸治療を止めて元の生活に戻ると、時間の経過と共に症状の進行や、眼科疾患を再発する方がいらっしゃいます。

この視能の低下が視神経や網膜の変性に伴うものであれば、再び鍼灸治療を受けたとしても、元に戻ることはありません。

視力や視野の低下、視神経や網膜の変性は、起こさないことがとても大事で、一旦症状が進行してしまうと、取り返しがつかないことになります。

 

4.鍼灸治療を再開する方へ

 

眼科領域の鍼灸治療に限ったことではありませんが、継続的に施術を受けて頂いたにも関わらず、何らかの理由で施術を中断されることはよくあることです。

様々な理由で通院を止めてしまった場合、次に通院を再開することが躊躇われ、そのままになってしまう方が多くいらっしゃいます。

 

先ほども書いたように、慢性的に進行する眼科疾患では、症状が年単位で進行していったり、気付いた時にはすっかり進行して取り返しがつかない事態になってしまいます。

特に、一見何の理由もなく発病や悪化をしているようでも、実際には眼底部の血行不良や炎症免疫異常、様々なストレスが原因となっている場合があります。

 

一旦通院を中止すると、何となく気まずくて再通院しにくいという声も聴くことがありますが、私自身は、一生のお付き合いをしたいと考えておりますので、ぜひ思い付いた時に再通院をして下さい。

きっかけは何でも結構です。

 

「結婚したから。」「子供が出来たから。」「孫が出来たから。」「見えなくなるのが急に怖くなったから。」

 

思い付いた時が、治療を再開する時です。

ご来院を心よりお待ちしております。

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鍼灸ひより堂