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男性の妊活基礎知識【ホルモン・精子・精液】

男も妊活に参加したい

 

せっかく妊活に参加したいと思っても、女性の妊活に関するHPやブログはたくさんあっても、男性に関するものは案外ありません。

不妊治療や妊活はご夫婦でと言われても、情報が無ければ何をして良いのか分かりません。

そこで、男性が妊活に参加するための基礎知識を、こちらではご紹介したいと思います。

 

男性のホルモン分泌

 

男性のホルモン分泌は、基本的に女性と同じです。それでは順にご説明していきます。

まずホルモン分泌の始まりは、脳の視床下部です。視床下部からは、GnRHというホルモンが分泌されます。

 

次にGnRHを受け取るのが、やはり脳の下垂体です。下垂体からは、2種類のホルモンが分泌されます。

それがLHとFSHです。

この二つのホルモンが、それぞれ精巣で別々の細胞に働き掛けて、精子形成と男性ホルモン(テストステロン)の生成に関わります。

男性のホルモン分泌が、女性のホルモン分泌と基本的に同じだということは、女性に起こるようなホルモンバランスの乱れは、男性にも影響が出るということです。

もちろん、GnRHが分泌されない場合には、バランス以前の問題として男性不妊が起こります。(男性化が起こりません)

 

女性でFSHが上昇した場合には、卵巣機能の低下を疑いますが、男性の場合には精巣機脳が低下したことを表します。(これも同じ)

また、女性でLHが高くなった場合には、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)を疑いますが、男性の場合には非閉塞性無精子症(精子を作らない)や高プロラクチン血症を疑います。

また2種類のホルモン分泌が低い場合も、不妊傾向が出てまいりますので、男性の場合にも、ホルモン検査はとても大事なものだということです。

 

精子と精液のお話

 

精子の形成過程

 

精子は精巣の中で作られます。卵巣で作られる卵子と、精巣で作られる精子との大きな違いは、精子は出生時、精祖細胞という精子の元になる細胞がありますが、卵子は卵祖細胞から分裂した一次卵母細胞という段階で存在しています。

つまり、出生時のスタート時点で、精子と卵子では形態が違うのです。このスタート時点での違いが、卵子は排卵の数に制限があるが、精子は射精する数に制限がないという違いに繋がるということです。

ただ卵子も、閉経時に卵巣に残された数が0になるわけではありませんので、数自体はそんなに気にすることはありません。

 

精子形成には、卵子同様に約3か月の時間が掛かると言われていますが、この3か月というのも、スタート地点が違うため、少し扱いが違うかもしれません。

そのため、卵子の質に比べると、精子の質の方が根本的に変えやすい可能性はあります。

 

年齢と精子の質ということで言うと、卵子と同様に、遺伝子や染色体に問題が起こりやすいという点は否定出来ません。

男性の年齢が上がるに連れて、自閉症児の出生率が高まるということもあるようです。

 

精液は精子を活かすために

 

膣内や子宮内は、雑菌などの感染症から身を守るために、常に酸性環境になっています。精子もそのままでは、酸性環境のせいで長くは生きられません。

そのため、射精後も精子が酸性の環境下でも生き延びるために、精液はアルカリ性になっています。

精子は、射精前にも精巣内で一度アルカリ性に身を浸し、射精後もアルカリ性の精液に包まれた状態で、中性化させて子宮内で生き延びようとするのです。

そのため、人工授精の時に行う洗浄で精液が流されてしまうと、子宮内での生存期間は大きく短縮されます。

人工授精で洗浄をした場合には、その分感染症の予防や、精液の濃縮、直接子宮に注入するなどのメリットがありますので、メリットとデメリットをよく考えた上で行いましょう。

 

酸化が劣化の原因

 

精子にとって、最も厄介なものは酸化です。酸化の原因となる活性酸素は、体内の色々な場所で発生します。

活性酸素は、細胞の代謝の際には必ず発生し、様々な体内の細胞や酵素、組織などに影響を与えます。

本来は、体内の抗酸化物質や酵素の働きで無害化されますが、発生と無害化の均衡が崩れると、活性酸素の量が増えるため、傘下により様々な影響が出てしまいます。

活性酸素が発生する原因を減らすことと、抗酸化作用のあるものを摂取することで防ぐことが出来ます。

抗酸化作用を持つ内因性物質に関しては、からだを健康に保つことで、十分に働くようになります。

活性酸素を防ぐという点でも、健康状態は大きい要素ですから、精子の状態が健康状態と比例するという多くの臨床研究は納得がいきます。

 

からだ全体としての健康状態は、精子の健康状態と比例しますので、肥満や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病や、精神的なストレスは、精子が劣化を起こす原因となります。

運動や栄養の摂取なども含めて、その人の健康度が高くなるような生活習慣が、妊活中に目指すべき生活習慣だということです。

 

また活性酸素ということで言うと、精巣内に長く留まるほど、活性酸素の影響を強く受けますので、精子は出来るだけ早く体外に出しておくことが大事です。

生殖能力という観点からしても、定期的に射精しておくことは、男性ホルモンの分泌や造精機能の面から見ても大事なことです。

 

長期間性交の機会が持てない場合にも、定期的に自分で射精しておくことで、精子の質を高めることが出来ると思われます。

ただし、浮気を推奨しているわけではありませんので、その点はご理解をして下さい。あまり話題にはしにくいですが、よくご夫婦で話し合った上で、射精の計画を立てて下さい。

 

男性の甘えは後悔の元

 

日本の女性は優しいのか、男性の妊活参加に関しては、かなり寛容な印象を受けます。

男女ともに肥満や喫煙は不妊の原因になりますが、なぜか男性は、「ストレスが溜まるから。」という謎の理由で免除されることがあります。

 

ストレスは男女ともに溜まるものですし、耐性としては男性の方が強いように思いますので、ぜひ男性がリードして妊活を進めてみてはいかがでしょうか?

お互いに強制ではなく、話し合いの上で自主的に行なえると、妊活は成功にグッと近づきます。

 

スタートの仕方が分からない、自分たちの問題点が分からないという方は、ぜひご相談下さい。

 

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鍼灸ひより堂