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飽和脂肪酸の摂り過ぎはPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)を悪化させる

みんな大好き飽和脂肪酸ですが…

 

飽和脂肪酸は、肉、牛乳、バター、卵黄、チョコレート、ココアバター、ココナッツ、パーム油などに多く含まれる脂肪酸の一種です。

こうして見ると、非常に美味しい食べ物に含まれる脂肪ですが、こうした飽和脂肪酸を取る方は、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)になりやすい可能性があります。

 

インスリン抵抗性とアンドロゲン過剰とPCOS

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32140727
(J Clin Endocrinol Metab. 2020 Mar 6. pii: dgaa108. doi: 10.1210/clinem/dgaa108.)
『飽和脂肪の摂取はPCOS患者のインスリン抵抗性とアンドロゲン過剰と関連する』

 

上の論文では、PCOSの特徴である、インスリン抵抗性とアンドロゲン過剰と、飽和脂肪酸の接種が関連するということが書かれています。

インスリン抵抗性とは、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが、視床下部で上手く働かない為、エネルギー代謝が上手くいかない状態です。

 

血糖値が上がっているにも関わらず、インスリンが十分に働かないと、血糖値が下がらない為、膵臓からは継続的にインスリンが分泌されます。

すると、血液中のインスリン濃度が高まってしまい、高インスリン血症になってしまいます。

 

 

インスリンには、下垂体から分泌されるLH(黄体刺激ホルモン)の分泌を高める働きがあるため、LHの分泌量が多くなります。

同じ時期に分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)と比べて、LHの分泌量が上回るようになると、アンドロゲンの分泌が排卵に影響を及ぼすようになります。(正常では常にFSH>LH)

 

LHというホルモンは、卵胞の中でアンドロゲンという男性ホルモンを作る働きがあるため、高インスリン血症は結果的に高アンドロゲンの状態を作り出します。

 

 

アンドロゲンは男性ホルモンの一種ですから、卵胞の成長を邪魔することになります。

そのため、アンドロゲンが多くなることが、PCOSの最も大きな原因の一つになっています。

 

つまり、飽和脂肪酸の摂り過ぎがPCOSを悪化させる原因になるため、PCOSの方や妊活中の方は、くれぐれもご注意下さい。

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鍼灸ひより堂