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40代で出来るベストの妊活とは【不妊治療・鍼灸・栄養】

あなた方ご夫婦が赤ちゃんを授かるために

最近は、生殖医療を受ける人の数が増え、体外受精などの高度医療で産まれる赤ちゃんも非常に増えています。

そうは言っても、40代になっての不妊治療には、かなり厳しい現実があります。

そこで少しでも無駄なく不妊治療や妊活をすることで、あなた方ご夫婦の可能性を引き出す方法を、ここにご紹介させて頂きます。

40代で妊娠・出産するために、テーマを大きく3つに分けました。

それがこちらになります。

 

1.不妊治療(病院で受ける治療)

2.鍼灸治療

3.栄養

 

この3つのテーマを、出来るだけ理解して頂くと、あなた方ご夫婦の妊娠可能性は、大いに高まるはずです。

 

1.不妊治療(病院で受ける治療)

最初のテーマは、病院で受ける不妊治療のことです。

現実的には、残された時間が少ない40代の妊活では、病院を有効利用することが、一番の近道になることは間違いありません。

 

間違ってはいけないのは、あくまでもご夫婦が主体となって、病院を利用するという姿勢で臨むことです。

病院や医師に任せきりで、任せておけば良いと思ってしまうと、時間を無駄に過ごすことになりかねません。

 

ご夫婦で情報を共有し、あくまでも2人が主体となることで、場合によっては、治療法の変更や転院なども、積極的に行うことが出来るようになります。

妊活は常に受け身ではなく、積極的に2人で取り組んで下さい。

 

では具体的に、病院での不妊治療で気を付ける点をご紹介します。

 

1-1.検査を2人でしっかり受ける

 

治療の開始は、まずしっかりと2人の状態を把握することから始まります。

たまに年齢だけの条件で、体外受精を取り敢えずスタートする病院がありますが、これは大間違いです。

 

状態を知らずに治療を受けると、場合によってはとんでもない副作用に苦しんだり、無駄に数百万円を浪費することになります。

これは決して大袈裟な話ではありません。(実例が多くあります)

 

男女ともにしっかりと検査を受けることで、自分たちに必要な生殖補助医療が分かります。

年齢と言う条件は、沢山ある不妊要素の一つに過ぎません。

 

年齢以外の要素の方が大きい時には、それを最優先して治療、或いは補助していくことで、妊娠や出産をすることが出来ます。

当然ながら不妊要素は、男女ともに持ち合わせていますので、最初から必ずご夫婦で検査を受けて下さい。

 

検査に関しては、もう一つ非常に大事なことがあります。

それは、検査には受ける病院により、大きな差があるということです。

 

どのような検査をするかは、病院側が独自に設定することが多く、素人の判断だけでは分からない部分もあります。

個人的には、少し高くは付きますが、最初だけは設備の整った専門病院で検査を受けることをお勧めしています。

 

検査に関しては、医師の人柄や技術ではカバー出来ないため、設備が整った専門病院で受ける必要があります。

しかも大きな施設なら、検査を受けてから結果が出るまでが、非常に迅速です。

 

場合によっては、検査だけを受け付けてくれる病院もありますので、そうした施設を利用するのも有効な手段です。

 

1-2.検査結果に従って必要な医療を受ける

 

検査結果に従って、見付かった問題に対処することを第一に、不妊治療を受けて頂くのが最善の方法です。

この時に、もし何も問題がないとなった場合には、更に検査を進めて行うか、いきなり高度医療に進むかの選択が迫られます。

 

また、どうしても判断に迷った時には、2つの方法があります。

 

1.他院でセカンドオピニオンを受ける。

2.当院のような病院と利害関係のない不妊カウンセリングを受ける。

 

更に検査を進める場合には、本来は高度医療を複数回受けてから行う検査ではありますが、着床障害の検査を受けるという方法があります。

着床障害は、全ての不妊治療において、不妊の直接的な原因になりますので、受けておいて損はないですが、最初に受ける検査ではありません。

 

何故なら、着床以前の問題として、排卵出来ているか、射精出来ているか、受精出来ているかという問題があるからです。

そうした問題をクリアしている場合に、初めて着床障害を検査することになります。

 

1-3.ステップアップを疑うことも必要

 

一般的には、ステップアップが進むほど、生殖医療の補助が増えれば増えるほど、妊娠しやすくなると思われがちです。

ところが実際には、体外受精で妊娠出来なかったのに、タイミング法で妊娠することは珍しくありません。

 

また年齢が上がるほど、胚盤胞移植よりも初期胚移植の方が、凍結胚移植よりも新鮮胚移植の方が妊娠率が高くなることが多いようです。

そのため、ルーチン的に胚盤胞移植を行う病院や、凍結胚移植のみを行う病院では、40代の女性は妊娠し難いことがあります。

 

その人によって、柔軟な治療法の選択肢を持つ病院が、40代での不妊治療にはふさわしい病院だと言えます。

時にはステップダウンも行うくらい、柔軟な病院を選ぶと、あなたの妊娠率は高まるかもしれません。

 

2.鍼灸治療

 

不妊治療の補助としての鍼灸治療は、世界中で行われている補助療法の一つです。

科学的に鍼灸治療を不妊治療に用いる場合には、使用するツボや刺し方などを、解剖学的な知識や生理学的な知識を使って行います。

 

非常に大まかにいうなら、卵胞や精子を育てる為の血流増加に関する施術と、体調管理のための施術に分かれます。

それぞれについてご紹介させて頂きます。

 

2-1.卵胞を育てる為の血流増加に関する施術

 

卵巣や精巣には、それぞれ卵巣動脈、精巣動脈という血管から血液を送り込んでいます。

卵巣動脈や精巣動脈には、交感神経と副交感神経で違う脊髄レベルから神経が来ているようですが、概ね胸椎11,12番くらいから、骨盤神経までの間の神経が支配しているようです。

 

局所的に鍼刺激をして卵巣の血流を増やす場合には、脾兪~膀胱兪、そして上髎~下髎くらいまでがターゲットになります。

陰部神経刺鍼と言われる鍼も、大体その辺りを狙って鍼を刺しているようです。

 

これらのツボの丁度真ん中辺りにある、腎兪(じんゆ)というツボは、生殖を司るといわれる腎の働きを強めるツボです。

そのため、腎兪を使った鍼刺激は、西洋医学的にも東洋医学的にも意味を持ったツボということになります。

 

 

また腎兪は、精巣の血流を増やすためにも重要で、乏精子症の原因になる精索静脈瘤に対しても、効果的に働きます。

つまり、男女の両方の妊活にとって、非常に重要なツボであるということが言えます。

 

そして下腹部にも、卵巣や子宮、そして精巣の血流に働き掛けるツボがあります。

施術の範囲としては、へその下から恥骨くらいまでが、鍼灸治療の範囲になります。

 

 

下腹部の施術に抵抗がある場合には、少し上の部位から響かせる形で施術をする場合もあります。

 

下腹部や骨盤の周辺への施術は、FSHが高くなってしまった方に対しても、一定の効果を挙げます。

卵巣のFSH感受性が下がり、卵胞の成長が悪くなると、卵胞内で作られるエストロゲンを作ることが出来ません。

 

卵胞期にエストロゲンが分泌出来ないと、下垂体からは更に多くのFSHが分泌されるため、より卵胞のFSH感受性は下がってしまいます。

逆に言うなら、卵胞がしっかり成長すると、エストロゲンが作られるため、自然にFSHは低くなるということになります。

 

概ね、FSHの数値が二ケタになると、卵胞のFSH感受性は悪くなり、卵胞が育ち難くなってきます。

鍼灸治療では、高くなってしまったFSHを下げることが、40代の妊活ではとても大事な目標の一つになります。

 

上で紹介した論文は、早期卵巣機能不全のマウスを使った実験のものです。

鍼灸治療により卵巣機能が回復し、エストロゲン(E2)が作られるようになった結果、FSHが下がったということが書いてあります。

 

2-2.体調管理のための施術

 

基本的に妊娠する力は、その人の生命力と比例すると言って良いでしょうから、心身の健康度を上げることは、妊活において非常に大事だと言えます。

それは、ストレスにより大量にストレスホルモン(コルチゾール)が分泌されることで、性腺刺激ホルモンの分泌が抑制されることからも分かります。

 

 

体調管理のための施術は、肩こりや腰痛、冷え症、基礎疾患などの身体的ストレスに対する施術と、妊活や仕事、プライべーとで感じている精神的ストレスに対する施術に分けて考えます。

心身のストレスを正確に把握するため、しっかりとカウンセリングをさせて頂き、どういった施術をするべきかを判断してから、鍼灸治療を受けて頂くことが大切です。

 

鍼灸治療を受ける際には、しっかりと鍼灸師に自分の体調を伝えることが、あなたの妊活をスムーズに進めることに繋がります。

是非あなたに合った、良い鍼灸治療を受けて下さい。

 

3.栄養

 

妊活にとって必要な栄養と、健康的に生活するために必要な栄養は、基本的に同じものと言っても良いと思います。

但し、人によっては栄養の摂取に関して、幾つかのポイントがありますので、ご紹介したいと思います。

 

3-1.糖質の制限

 

糖質を多く摂取すると、血糖値を下げるためにインスリンが多く分泌されてしまいます。

インスリンには、妊娠に関わるホルモン分泌を狂わせる働きがあるため、糖質を摂取し過ぎると妊娠し難くなります。(男女とも)

 

肥満傾向がある方や、親族やご本人に糖尿病の傾向がある方は、糖質を制限するか、糖質を吸収しにくい食事にすることで、妊娠しやすくなります。

例えば、主食で言うと、玄米や雑穀米、全粒粉パンなどがそれに当たります。

 

逆に吸収しやすく血糖値が上がりやすい砂糖や、液体(飲料)には注意が必要です。

 

3-2.タンパク質の摂取

 

タンパク質の摂取はとても大事です。

妊娠に備えてからだ作りをするには、良質なタンパク質がたくさん必要です。

 

またタンパク質は、様々な種類のアミノ酸から出来ています。

アミノ酸の中には、体内で合成できないアミノ酸があり、必須アミノ酸と呼ばれます。

 

必須アミノ酸を沢山含んでいて、尚且つ余分なものが少ない食材を選ぶことが、タンパク質を摂る時の秘訣です。

私がお勧めしているのは、魚を中心にした摂取です。

特に青魚(サバ、イワシ、サンマなど)を中心に摂取して頂くと、余分なものが入らずに良いと思います。

逆に、牛肉を中心に摂取すると、量としては摂りやすいのですが、牛肉の動物性脂肪には、多嚢胞性卵巣症候群を起こしやすくなる傾向があります。

 

3-3.脂肪酸の摂取

 

脂肪酸の摂取で気を付けることは、先ほどのタンパク質の摂取でお話した内容と被る部分があります。

牛肉の脂肪は、飽和脂肪酸と呼ばれ、多嚢胞性卵巣症候群の原因の1つとして避けるべき脂肪です。

 

またそれ以外にも、サラダ油に含まれるリノール酸は、体内でアラキドン酸に変換され、さらに炎症物質であるプロスタグランジンに変化します。

炎症性疾患やアレルギー疾患をお持ちの方や、子宮内膜症をお持ちの方は、サラダ油やリノール酸を含んだものは避けるべきです。

 

例えば、マヨネーズやマーガリン、そして揚げ物などがそれに当たります。

 

3-4.ビタミン、ミネラルの摂取

 

ビタミンやミネラルの摂取は、妊活にとって非常に大事です。

その中でも特に、ビタミンⅮ卵胞の成長や卵子の質に関わるため、欠かしてはならないものです。

 

また男性の場合には、精子の形成にも効果があります。

そのため、男女ともにビタミンDの摂取には、気を配るべきです。

 

本来ビタミンDは、日航の中の紫外線を浴びることで、皮膚で合成されています。

ところが、紫外線を過剰に嫌う傾向がある日本人女性は、ビタミンDが体内で足りない傾向があります。

ビタミンDの欠乏は、卵胞が十分に成長出来なくなる多嚢胞性卵巣症候群や、着床障害の原因になるとされています。

食事で摂れない場合には、サプリメントで摂取が試みられますが、吸収率が低いため、出来るだけ紫外線に当たることをお勧めします。

 

或いは、消化吸収能力を高めるために、サプリメントの摂取と鍼灸治療を、併用して頂くこともお勧めします。

 

ミネラルで有名なのは、亜鉛の摂取です。

亜鉛は、体内に溜まった銅を排出することで、着床障害を防ぐ効果があります。

 

また亜鉛は、精子形成にも欠かすことが出来ない栄養素ですので、男性不妊には昔から亜鉛の摂取が欠かせないものとされていました。

 

最後に

 

40代で行う妊活は、確かに確率的には不利なことは間違いありませんが、あなたがやれることは、実はまだまだあるのだと思います。

こうした妊活を効率的に行うためには、やはり専門的なサポートが必要ではないでしょうか。

 

言いなりになって高度医療を重ねたり、高価なサプリメントを購入するだけではなく、あなたにとって必要なものをしっかり吟味して下さい。

当院には、40代で妊活を頑張っている方が多く来院されますが、病院での治療を長年続けていたり、色々な民間療法を渡り歩いている人が多いようです。

 

ネット上では、様々な種類の妊活関連商品や、民間療法が紹介されていますが、いい加減なものも多く紹介されています。

しっかりと検証されており、西洋医学や生理学的に正しいものを選んで行うと、あなたの妊娠する可能性はもっと高まるはずです。

 

もしお手伝い出来ることがあれば、ぜひご連絡下さい。

 

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鍼灸ひより堂