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病院も鍼灸も活かしたタイミング法【タイミング法で妊娠するぞ】

こんな時だからタイミング法をご紹介

 

新型コロナウイルス大流行の令和2年4月1日に、日本産婦人科学会や日本生殖医学会から、暫く妊娠は控えるようにとの声明が出されました。

「もし妊娠した場合は、色々と覚悟をしての出産になりますよ。」とのことです。

だからといって、いつ終息するのか分からない終息をじっと待てるはずもなく、病院を転院してでも妊活を続ける人や、病院が無理なら自力でという方、専門病院がダメなら一般婦人科でという方もいらっしゃるでしょう。

そこで、必要最低限だけのお手伝いをしてもらうタイミング法について、改めて知識を深めて頂こうと思います。

ここでご紹介するのは、タイミング法に排卵誘発剤や鍼灸治療など、妊娠率を高める手段を最大限活かした方法になります。

 

タイミング法とは

 

タイミング法とは、言わずと知れた、大抵の方が不妊治療の入り口として利用する不妊治療の一つです。

妊娠しやすいタイミングで性交することで、より妊娠率を高めるのが目的ですから、「妊娠しやすいタイミング」ということを、しっかり理解する必要があります。

 

最も妊娠しやすいのは、排卵の1日前のタイミングでの性交だと言われています。

これはシリング法でも同様ですので、もしシリンジ法で妊娠を計画する場合も、このタイミング法を参考にして頂ければ結構です。
無理せずシリンジ法のお勧め
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排卵日を境にして、1日前と2日前が最も妊娠しやすく、精子が元気であれば、5日前までは妊娠可能性があります。

逆に排卵日にタイミングを取った場合には、妊娠しても流産しやすい傾向があり、流産率は約2倍になると言います。

 

更に排卵日を1日経過すると、妊娠率は0%となり、理論的にも実際にも妊娠可能性は無くなります。

排卵後の卵子の寿命が、約24時間と言われていますので、当然かもしれません。(受精可能時間は更に短い)

となると、性交やシリンジ法を行うタイミングは、排卵よりも前に持ってくるのが理想的になります。

 

排卵のタイミングを作る

 

排卵のタイミングは、人によりかなり変動します。

最近の調査では、今まで言われていたよりも少し遅く、30日が平均的なサイクルだと分かりました。

ただ同じ人でも体調や年齢などの条件で、毎回同じようなサイクルでも、排卵自体が同じ周期かどうかは分かりません。

 

 

そこで、あなたにとってベストのタイミングを知るためには、やはり婦人科での経腟エコー検査を行うのが、最も正確です。

経腟エコーで確認する場合には、何周期か継続して平均的な排卵のリズムを知ることが重要です。

また、しっかりと排卵後の確認をすることで、LUF(黄体化未破裂卵胞)が起こっていないかを知ることも大事です。

 

LUF(黄体化未破裂卵胞)の場合、排卵をしていなくても基礎体温が上昇するため、基礎体温では判断することが出来ません。

そのため、出来るだけ経腟エコーで、排卵確認をして下さい。

 

排卵のタイミングを作る

 

自然に任せていると、排卵のリズムや生理周期がバラバラであることは、決して珍しくありません。

そのため、より計画的にタイミング法を行うためには、排卵誘発剤を利用することも一つの選択肢です。

 

皆さんが想像するのは、「排卵を強制的に行わせる薬」というイメージかと思いますが、実際には、「卵胞の成長を強める薬」と言った方が正解です。

今からご紹介するのは、比較的よく使用される、服用するタイプの排卵誘発剤と、注射で打つタイプの排卵誘発剤です。

 

服用するタイプの排卵誘発剤は、通常の生理周期のメカニズムを邪魔することで、卵胞の成長を促す働きがあります。

例えば、最もよく使用されるクロミッドと言うお薬は、脳の視床下部にある、エストロゲンの受容体に働いて、エストロゲンが作られていないと錯覚させるお薬です。

 

 

その結果、視床下部から下垂体に対して、性腺刺激ホルモンであるLHやFSHを分泌する様に命令が出ることで、普段よりも卵胞が育ちやすくなります。

それ以外の服用するタイプの薬も、働き方には違いがありますが、「結果的に性腺刺激ホルモンの量が増える」という点に関しては同じです。

 

注射で行うタイプの排卵誘発剤は、生理周期のメカニズムを邪魔することで卵胞の成長を加速するのと違い、直接的にFSHやLHを補う方法です。

この場合、性腺刺激ホルモン自体を補うため、作用としても服用する薬より強くなります。

 

排卵は、最終的に卵胞の成長と共にエストロゲンが作られ、その情報を受け取った視床下部が下垂体に対して、LHの分泌(LHサージ)を促すことで起こります。

 

不妊治療を受けている場合には、投薬の種類により多少違いますが、卵胞の成長を見極めた上で、最終的な排卵を促す投薬(hcg注射)が行われます。

その場合、最後の注射から約36時間程度で排卵が起こるため、より正確に排卵のタイミングを知ることが出来ます。

当然ながらその場合にも、排卵の確認はしておくべきです。

排卵日以外にもタイミングを取る

 

排卵日の1~5日前に性交をすることは、タイミング法を成功するために最も重要なことです。

では排卵日の1~5日前以外の期間には、性交をする必要はないのかというと、決してそうではありません。

なぜなら精液の中には、免疫寛容という働きを促す物質が含まれているからです。

 

免疫寛容とは、体内の異物に対して働く免疫を緩める働きのことです。

子宮や卵管で免疫寛容が働かないと、折角タイミングを取っても、精子に対して免疫が働いていしまい、精子を殺してしまいます。

そのため、定期的に子宮に精液を送り込むことで免疫寛容を起こして、精子が生存しやすい環境を作るのです。

 

理想的には毎日性交をするのが良いのですが、無理なようでしたら、妊娠可能期間(排卵1~5日前)以外に出来るだけ多くの性交を試みて下さい。

もし無理な場合には、シリンジ法でも問題ありません。

 

妊活鍼灸を利用する

 

妊活鍼灸は、生理周期の全体において作用します。

また妊娠直後から、妊娠13週までの胎盤が完成するまでの、不安定な時期を快適に過ごすために、重要な働きをします。

 

【卵胞を育てる】

 

卵胞の成長には、適切なホルモンバランスと共に、卵胞が成長するために必要な栄養や酸素、ホルモンを滞りなく卵巣に届けることが重要です。

卵胞の周囲には、毛細血管が張り巡らされており、卵巣動脈から分岐した血管から、必要な物質を受け取っています。

そのため、卵巣の血流を良くすることは、卵胞の成長や卵子の質、そして卵胞で作っているホルモンの量に比例します。

鍼灸治療は、自律神経をコントロールすることで卵巣に繋がる血管を拡げ、卵巣に流れ込む血液量が増やすことで、卵胞を健やかに成長させる働きがあります。

 

 

【着床を促す】

 

着床が成功するためには、様々な条件が必要です。

質の良い受精卵(卵子・精子)や、適切なタイミングで性交することも、着床が成功するためには大事です。

 

また、子宮内膜が着床に適した状態であることは、何よりも大切な着床の条件になります。

子宮内膜は、生理周期に合わせて、女性ホルモンの影響でダイナミックに変化し、受精卵を受け入れやすい形に変化します。

 

更にこうした子宮内膜の変化には、女性ホルモンの分泌と共に、自律神経の働きも重要です。

自律神経のバランスが取れていることで、子宮の免疫系が適切に働くようになり、子宮内膜が着床に適した状態に変化します。

 

まとめ

 

全体をまとめると次のようになります。

 

・タイミング法成功の秘訣は正確な排卵日把握

・排卵日を知るには経腟超音波が有効

・より正確にタイミングを取るには投薬を利用すると便利

・排卵の1~5日前に性交

・性交は出来るだけ多い方が良い

・性交はシリンジ法でも代用可能

・鍼灸治療を栄養するとより快適に妊活が出来る

 

ここでは、タイミング法で妊娠が成立するまでをご紹介しましたが、実際の妊活鍼灸では、妊娠成立をしてから13週目くらいまで施術を受けて頂きます。

妊娠13週は胎盤が完成する時期で、この時期を過ぎれば、流産の危険性はグッと少なくなり、出産の可能性が非常に高くなります。

それまでの間に表れるつわりなどの不快症状は、鍼灸治療以外で対応が難しいため、出来るだけ快適に妊娠生活を送るために、妊活鍼灸を利用して頂きたいと思っています。

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鍼灸ひより堂