#
#

ブログ

blog

薬を飲んでも頭痛が楽になりません【緊張性頭痛の鍼灸】

鎮痛薬が効かない

 

大阪市在住  緊張性頭痛  30代女性の症例 

 

慢性的な頭痛にお悩みのAさんが、ご来院されました。

数年前から頭痛に悩まれ、次第に鎮痛薬すら効かなくなってきたそうです。

そこで鍼灸治療を受けるために来院され、無事鎮痛薬なしで痛みをコントロール出来る様になりました。

当院では、この方の状態をどのように考え、どのように施術をしたのかを、どうぞご覧下さい。

 

肩こりは子供の頃から

 

Aさんには、学生時代から肩こりがあり、小学生の頃から、毎週のように整骨院に通うことが当たり前だったそうです。

中学高校とスポーツに励んでいましたが、肩こりは軽くはなったもの、相変わらず感じていたそうです。

 

大学入学と共に、習慣的なスポーツ活動をしないようになり、就職してしばらく経った頃からは、肩こりと共に頭痛が起こるようになりました。

仕事上、PC作業が多くなり、目を使う作業が多くなると、更に痛みが強くなりました。

 

生理前からは、頭痛に加えて腹痛や腰痛も起こるようになり、足の痺れも出るようになったことから、整形外科を受診されました。

整形外科での診察では、レントゲンでストレートネック(首のカーブが無くなる)が見られ、緊張性頭痛だと診断されました。

 

当院での診察

 

当院での診察でも病院と同様に、ストレートネックが認められました。

PC作業が多く、どうしても前屈みの姿勢が多いため、自然に首の慢性的な筋緊張を起こすようです。

また精神的なストレスも多いためか、無意識に歯を食いしばっているようで、顎を噛み締めるための咀嚼筋にも緊張が見られました。

特に側頭筋の緊張が強いため、こめかみに強いコリがあるようでした。

 

また背骨の側弯が見られ、背骨全体や骨盤にも歪みが見られました。

土台が歪んでいるため、腰や股関節の周囲にも、筋肉の凝り症状が見られ、足の冷えにもかなりの左右差が見られました。

 

鍼灸治療

 

【初診時の施術】

 

まず緊張が強い筋肉に対して、直接的に筋緊張を緩める施術を行いました。

 

<当院の施術例:背部の凝りを取る鍼>

<当院施術例:首の凝りを取る鍼>

 

次に、体調管理のために自律神経の調整をする鍼を行います。

<当院施術例:足の冷えを取る鍼>

 

1回の施術は、通常大体45分から50分程度です。

この方の場合、1回目の施術で来院時に感じていた、頭痛や肩こりは無くなりました。

 

【2回目以降の施術】

 

1回目の施術後は、強い眠気が出たため、帰宅後直ぐに昼寝をしたそうです。

軽い頭痛は、仕事を開始すると再び出るようになったそうですが、強さとしては弱いということでした。

 

手足の冷えは感じますが、寝るときには温かくなるようになったということでした。

少しずつ自律神経が適切に働くようになった、ということだと思われます。

 

施術内容は同様ですが、休日前ということもあり、刺激量を前回よりも強めにしました。

基本的に施術の強度は、その人の持つ体力と、施術後の生活などにより調整します。

 

回復力を上回るほどの刺激を与えると、施術自体は正しくても、刺激過多となってしまいます。

刺激量が多過ぎると、ダルさや発熱、症状の悪化などが出現します。

 

2回目の施術後、前回よりもスッキリとしていて、眠気もそう強くないという事でした。

 

【3回目の施術】

 

2回目の施術後は、そのまま家事もこなし元気だったそうです。

頭痛は週末になると軽く出るそうですが、足の痺れや背中の凝りもかなり楽だということでした。

 

歪み自体はまだありますが、血流が良くなっているため、症状としては軽くなっているようです。

足の温度の左右差も、かなり無くなっているように思われます。

 

症状がかなり軽減してきたことと、仕事が繁忙期に入るということで、2週に1回の頻度としました。

 

【4〜6回目の施術】

 

2週1回の施術頻度にしてから、少し体調が戻った気がするということでしたので、10日に1回の頻度に変更しました。

施術は同様ですが、施術後1週間が過ぎると体調の悪化が分かるそうです。

 

自宅でのお灸を提案したところ、是非やってみたいということでしたので、マジックで印を付けさせて頂きました。

 

【その後】

 

施術開始3ヶ月が過ぎた頃から、徐々に体調のコントロールが出来る様になってきました。

そこで、自覚的に体調が悪くなった時に来院して頂くか、月に1回程度の来院としました。(どちらか早い方)

 

自分の体調が把握出来れば、自分で辛くなった時に来院して頂いても、十分に体調を維持出来ます。

この患者さんの場合には、自宅でのお灸を利用することで、当院を必要最低限利用するだけでも、良い体調を維持出来る様になりました。

 

#

鍼灸ひより堂