大阪日本橋 
眼の鍼灸
鍼灸ひより堂

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フラマー症候群と眼科疾患【冷え症で眼科疾患に?】

フラマー症候群とは

 

 フラマー症候群とは、PVD(血管運動調節不全)による末梢血流の障害により、体の様々な部位に支障が出てしまう症候群です。

 

具体的には、手足の冷えや匂い、痛み、振動、薬に対して、過敏な反応を示すとされています。

 

症状や機序を見ると、どうも自律神経障害や、それに伴う血管運動障害が原因で起こるようです。

 

発見者のフラマー医師によると、代謝症候群(メタボリックシンドローム)の対極の概念であるように書かれています。

 

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  フラマー症候群の方は、痩せ型で活発な方に多く、小さい頃から冷え症であったり、生真面目であったりと、体質的な傾向としてこの徴候を持ち合わせているようです。

 

様々な刺激に対して敏感で、こうした様々な刺激により血管運動性を失い、末梢の血流障害を引き起こすのではないかと思われます。

 

末梢の血流障害は、網膜などの眼球内にも影響するため、多くの眼科疾患とも関連が深いとされています。

 

また、血管運動障害を引き起こすきっかけは物理的な刺激だけでなく、感情の変動がきっかけになることもあります。

 

つまり精神的なストレスに敏感に反応し、末梢の血流が変化するということです。

 

元々末梢の血流は、交感神経を刺激するようなストレス刺激で悪くなりますが、フラマー症候群の方の場合、そうした反応が軽いストレス刺激でも起こりやすく、その反応も大きいということです。

 

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フラマー症候群と眼科疾患

 

 フラマー症候群の方は、外部からの様々な刺激に対して敏感に反応し、末梢の血流が悪くなります。

 

もしそれが眼球内で起こった場合には、様々な眼科疾患の原因になりうると思われます。

 

循環障害が起こると、低酸素状態により視細胞や視神経の細胞は、正常な機能を保つことが出来ません。

 

また低栄養状態になると、様々な組織が脆くなることで、器質的にも弱くなることが考えられます。

 

眼圧自体は高くないにも関わらず、視神経が障害されていく正常眼圧緑内障でも、こうした循環障害による神経障害が示唆されています。

 

また、慢性的に視野狭窄や視力低下が見られる網膜色素変性症でも、フラマー症候群による循環障害は、症状の進行に大きな影響を与えていると考えられます。

 

<フラマー症候群との関連が示唆される眼科疾患>

 

・正常眼圧緑内障

・網膜色素変性症

・網膜動脈閉塞症

・網膜静脈閉塞症

・中心性漿液性脈絡網膜症

・レーベル遺伝性視神経症

 

 

 【フラマー症候群への鍼灸治療】

 

 フラマー症候群の症状は、いわゆる自律神経障害(自律神経失調症)の症状に似ています。

 

そのため鍼灸治療のように、自律神経を調整することで末梢の血流を増やすような施術は、フラマー症候群との相性がとてもいいようです。

 

実際に海外の論文では、フラマー症候群を持つ遺伝性網膜疾患患者に対して、鍼灸治療による効果が確認されたとするものもあります。

 

FireShot Capture 031 - Acupuncture benefits for Flammer syndrome in individuals with inherit_ - www.ncbi.nlm.nih.gov.png

 <Acupuncture benefits for Flammer syndrome in individuals with inherited diseases of the retina>

<遺伝性網膜疾患に対する鍼灸治療の効果:海外サイトリンク

 

 こちらの論文では、網膜色素変性症の患者さんに対して鍼灸治療を行い、次のような効果を認めたとあります。

 

「(倦怠感の軽減(10/11/17)、入眠時間の短縮(10 / 11/17)、足と手が暖かくなり(10/10/17)、頭痛発作の頻度が減少しました(9/11/17)。驚いたことに、4人のRCD患者と1人のIMD患者で、黄斑浮腫の減少が記録されました。(改善/苦痛/合計)」<原文直訳>

 

この論文での結果を見ても、鍼灸治療が自律神経失調症の方に対して得られる効果と、とても似ていることが分かります。

 

フラマー症候群という言葉は知らなくても、私たち鍼灸師は、眼科疾患の方への鍼灸治療をする中で、「知らず知らずのうちにフラマー症候群の治療をしていた」ということだと思います。

 

そしてフラマー症候群による眼科疾患の方は、眼科での治療にはあまり反応せず、流れ流れて鍼灸治療に来院されているのではないかと思います。

2020.12.05 Saturday