大阪日本橋 
眼病の鍼灸
鍼灸ひより堂

大阪日本橋の鍼灸ひより堂です。
当院では現代医学では治療法がないと言われてしまった眼科疾患に対して、鍼灸治療によるアプローチをしております。
来院される患者さまの約95%は眼科疾患や眼科症状にお悩みの方々です。
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眼精疲労が溜まると歯が痛むという方のために【三叉神経痛】

目の不調が他部位に影響

 

 この記事をご覧の方の中には、PCやスマホを見過ぎたり日差しの強い日に直射日光で目が疲れたりした日に、何故か歯が浮いたような感じになったり、歯が痛むという経験をしたことがある方もいらっしゃるでしょう。

目が疲れたからといって歯が痛むなんて、とても不思議なことだと思いませんか?

実はこれには深い意味があるのです。

 

目と歯の神経は大元が同じ

 

 目の表面にある角膜や目の最奥にある網膜、そしてまぶたやおでこなどの知覚(痛覚)を主るのは、眼神経という神経です。

そして上の歯茎や歯の中にある歯髄などの知覚(痛覚)神経は、上顎神経という神経で支配しています。

また下の歯茎や歯の中にある歯髄などの知覚(痛覚)神経は、下顎神経という神経で支配しています。

 

 これらの眼神経、上顎神経、下顎神経という3つの神経は、元々三叉(さんさ)神経という一つの神経です。

三叉神経は、脳神経といわれる脳から直接出ている末梢神経の一つです。

三叉神経.png

 

そのためこれらの3つの神経の内の一つが何らかの原因で刺激されると、それ以外の2つの神経に影響を与えることがあるのです。

 

三叉神経が影響し合う?

 

 上で書いたように、三叉神経から枝分かれした眼神経、上顎神経、下顎神経はそれぞれに影響し合う性質があります。

そのため眼精疲労から歯が痛むような感覚が起こることも、虫歯や歯肉炎から目の奥が痛むような感覚が起こることも、歯の噛み合わせが悪いことで眼精疲労のような感覚が出ることもあります。

また三叉神経は脳の硬膜にある血管にも分枝するため、片頭痛の原因として指摘されている神経です。

 

ということは、眼精疲労から片頭痛を起こしたり、歯痛から片頭痛を起こしたり、噛み合わせの不一致から片頭痛を起こす可能性まであるということです。

こうして三叉神経は互いに影響を与えながら、様々な目、鼻、歯、歯茎あごなどの不調と関係が深いのです。

 

だから鍼灸治療が効く

 

 眼科疾患に対して鍼灸治療を施術する時、三叉神経の存在は無視出来ません。

三叉神経を意識して施術をすると、眼科疾患によってもたらされる不快な症状(眼痛、眼精疲労、頭痛、側頭部の強張り、あごの不調)を、効果的に軽減することが出来ます。

また一見独立したように見えていた沢山の不調も、実際には目の不調という一つのことによって起こっていたことが分かることもあります。

 

 そのため眼科疾患の鍼灸を受けて頂くことで、その他の多くの症状を解決することにも繋がります。

また目の不調は眼科に行き、歯痛を歯科に行き、頭痛を脳外科や神経内科に行き、肩こりや首こりを整形外科に行く必要が無くなり、鍼灸院だけで良くなります。

鍼灸治療は古来から、『痛み』に対する治療として発展してきた歴史があります。

そのため鍼灸治療を受けて頂くことで、本来の目的である眼科疾患や目の症状だけでなく、様々な目の不調によってもたらされた不調や痛みに対しても有効なのです。

2024.05.04 Saturday