大阪日本橋 
眼病の鍼灸
鍼灸ひより堂

大阪日本橋の鍼灸ひより堂です。
当院では現代医学では治療法がないと言われてしまった眼科疾患に対して、鍼灸治療によるアプローチをしております。
来院される患者さまの約95%は眼科疾患や眼科症状にお悩みの方々です。

妊娠中の鍼灸治療

妊娠中の鍼灸治療とは

 

 妊娠中は体内環境が急激に変化するため、体に様々な症状が現れます。

こうした症状にも鍼灸治療が効果的に働くため、ぜひご紹介したいと思います。

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<妊娠中に起こる不快症状>

 

 鍼灸治療は自律神経に対する働きが強く、交感神経と副交感神経のバランスを整える作用があります。

そのため自律神経がコントロールしている胃腸の働きを整えたり、毛細血管の収縮や弛緩をコントロールすることで、血液循環を改善する働きがあります。

また子宮も自律神経の働きで収縮や弛緩をするため、自律神経をコントロールすることで、子宮の収縮を防ぐことが出来ます。

 

 私自身も妻の妊娠中には、妊娠初期から出産間近まで鍼灸治療を使って、何度も不快症状を解消しました。

妊娠初期のつわりから始まって、首肩の凝りや腰痛、夜中に足が攣(つ)ったり、股関節が痛んでみたり。

妊娠中の体調管理には投薬を使いたくないため、鍼灸治療で対処出来たことは本当に良かったと思います。

 

鍼灸の適応は鍼灸師で変わります。

 

 鍼灸治療の適応範囲は、鍼灸師の経験と知識で大きく変わります。

例えば、妊娠初期の鍼灸治療は教科書的には避けるべきとする声もありますが、妊娠前から鍼灸治療を続ける妊活鍼灸では、流産予防のためにも施術を続けて受けて頂きます。

確かに妊娠初期は流産が起こりやすい時期ではありますが、妊娠初期の流産は殆どが染色体異常などの先天異常が原因です。

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ただ原因不明なことも多いため、患者さんからの誤解を避けるために、鍼灸学校の教科書には、妊娠初期の施術を避けるように書かれています。

 

 私にとっては妊娠初期の鍼灸治療も必要なものだと思いますが、もし不安であれば、来院前に予め書状などについてお問合せ頂き、施術が可能かどうかをお尋ね下さい。

初期流産が予想されるような場合には、その旨をご説明をさせて頂いた上で、患者さん自身に判断をして頂くことがあります。

 

つわりと鍼灸治療(東洋医学)

 

 妊娠悪阻ともいうつわりですが、つわりが起きる時期や症状は人それぞれです。

妊娠を自覚する前からつわりがある方から出産まで全く自覚が無い人まで、また軽い吐き気を感じる程度の方から瘦せ細るまで食事が摂れない人まで…。

つわり自体の原因は不明ですが、妊娠時と同時に増えるhcgというホルモンや、その他のホルモンが急激に変化することで、脳にある嘔吐中枢を刺激するなどの理由が考えられます。

 

 東洋医学的に見た時のつわりは肝と脾胃の関係が影響していると思われます。

肝の経絡は精神活動と深い関係がある臓腑で、ストレス性疾患と関係が深い臓腑でもあります。

また経絡の走行が胃に繋がっているため、肝経のツボを刺激することでも、様々なストレス性消化器疾患の治療をすることが出来ます。

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  更に肝の経絡は下腹部に繋がっており、生殖器に繋がる為、婦人科疾患や妊娠・出産とも深い関係があります。

 

 

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肝は気血の滞りとも深い関連があるため、妊活には欠かせない臓腑経絡です。

肝経の経絡を整えておくことで、気血は常にスムーズに循環し、子宮や卵巣の働きを整え、ホルモンバランスを整える働きもあります。

 

 また肝は脾胃(消化器)で消化吸収して作られた精血を蓄えておく働きもある為、妊娠時の貧血とも深い関係があります。

鉄材だけでは貧血を補えない場合には、脾胃や肝の経絡を整えておくと良いでしょう。

更に肝経は厥陰経という気の性質を持ちますが、同じ厥陰軽である厥陰心包経の経絡を調整すると、つわりには即効性があります。

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妊娠後期の骨盤痛や腰痛にも鍼灸

 

 骨盤は力学的に負荷を減らすために、円を描くような構造になっています。

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ところが妊娠後期になると、ホルモンの影響で骨盤の靭帯や軟骨が緩むため、骨盤が不安定な状態になります。

すると吸収しきれなかった物理的な負荷が原因で、骨盤周辺の筋肉や関節に炎症や循環障害などの症状が出ることがあります。

 

 鍼灸治療では、投薬の力を借りることなく鎮痛や抗炎症作用をもたらす働きがあるため、妊娠時の腰痛や骨盤痛にも速やかに対応することが出来ます。

2024.12.08 Sunday