枕を高くして寝ると眼圧が高くなり緑内障が悪化するかも
寝る姿勢によっては緑内障が悪化することも
緑内障の治療にとって、眼圧が持つ意味の大きさは言うまでもないと思います。
鍼灸治療などでは、眼圧以外の要素しての血液循環を対象に施術をしていますが、西洋医学的には薬剤治療にしろ外科治療にしろ、最終的には眼圧を下げる為の治療であることに違いありません。
それほど眼圧は西洋医学での緑内障治療にとって重要な要素なのです。
また就寝時は眼圧が高いことが知られており、折角治療で眼圧をコントロールしているにも関わらず、寝ている間に眼圧が高まったことで視神経に影響を与えているとすれば大変です。
そこでこのことを知っている方は、寝ている間に何とか眼圧を高くしないようにと、寝る姿勢についても中医を払っているようです。
ところが少しの勘違いで、眼圧を下げる為の姿勢が、返って余計に眼圧を高めてしまうという報告がされています。
https://bjo.bmj.com/content/early/2026/01/22/bjo-2025-328037.long
この報告の中では、寝る時に枕を二つ重ねて頭を高く持ち上げた姿勢で寝ていると、逆に眼圧が高まってしまうということが書かれています。
これは頭が高い位置にあること自体が問題ではなく、頭だけを持ち上げた姿勢が経静脈を圧迫する可能性が高いことを示唆しています。
またこうした変化は原発開放隅角緑内障の患者でよく見られたことから、緑内障患者では特に注意が必要である可能性も高いようです。
そのためもし眼圧を高くしたくないのであれば、枕だけを高くするのではなく、上半身全体を少し起こしたような状態にするか、枕のことをあまり気にせずにより寝やすい高さを意識して使用する方が良いと思います。

