大阪日本橋 
眼病の鍼灸
鍼灸ひより堂

大阪日本橋の鍼灸ひより堂です。
当院では現代医学では治療法がないと言われてしまった眼科疾患に対して、鍼灸治療によるアプローチをしております。
来院される患者さまの約95%は眼科疾患や眼科症状にお悩みの方々です。
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眼科疾患と食養生のお話

眼科疾患の食養生はやり過ぎに注意

 

 眼科疾患を患ってしまった方が鍼灸院に訪れる際に、一番気にするのは何よりもその治療効果やゴール地点でしょう。

自分の患ってしまった眼科疾患が今後どのように変化していくのか、症状の進行を止めることが出来るのか、少しでも良くすることは出来るのか。

また眼科疾患から回復するために自分が出来ることはあるのか、そうしたことをしきりに質問される方もいらっしゃいます。

鍼灸師任せにするだけではなく、自らも出来ることをしようということですから、治療をする側の鍼灸師としてもとても有難い話なのですが、その取り組み方によっては弊害になることもあります。

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やり過ぎは禁物

 

 鍼灸院の中には、やたらと自分での養生を勧めているとことがあります。

甘い食べ物や飲み物、生野菜や果物、白砂糖、小麦粉、その他諸々の根拠があるものやないものまで、非常に厳密に食事管理をされるところもあるようです。

本来は病の勢いや種類、その方の体質によって細かく指導がなされるものですが、誰にでも同じような食事指導をさも常識のように指導する為、実際には効果が無いばかりか、治療の害になることもあると思っています。

 

 ところが生真面目な患者さんは食事管理に真摯に取り組むあまり、意図しない栄養障害に陥ることがあります。

また真摯に取り組む方ほど神経質になっていき、やがて食事制限が出来ないことに対して不安が強まり、眼科疾患が進行しているのはそのためではないかと考えるようになります。

ただ食事が原因で眼科疾患が顕著に進行するといったエビデンスは、糖尿病性網膜症などの明確に病因と繋がっている時を除くとほぼありません。

それにも関わらず、根拠のない食事療法により栄養障害のリスクや不安神経症のリスクまで負ってしまうのであれば、そんな食事療法は必要でしょうか?

 

食養生は無理なくQOLを重視して

 

 食養生は本来専門家の指導の下で行うべきですが、実際のところ先ほどご紹介した糖尿病性網膜症以外では、明確な食事指導は存在しません。

海外の論文等では、僅かに網膜疾患とアルコールの関係性が示唆されることはありますが、国内で行われているのは栄養指導というよりは概念的な指導です。

つまり漢方やそれに準ずるマクロビオティックのような、栄養学とは違う概念で行われるものです。

中には分枝栄養学といったものもありますが、実際の眼科疾患に対する栄養指導としてどれほど実績があるかは不明です。

 

 それでも栄養指導する方は自信満々にされるものですから、それを守れないと眼科疾患が進行するのではないかと心配で仕方なくなるようです。

でもそんな心配はいりません。

だって栄養指導している側はそんなことを気にしていないことが殆どで、そもそも何故それが必要かというエビデンス自体がないことが殆どだからです。

それこそ治療効果が挙がらないのを養生や自己管理のせいにしたいだけかもしれません。(違ったらゴメンナサイ)

 

 私が考える理想的な栄養の摂り方とは、先ずは極端に偏りがないことと、しっかり量が摂れていることです。

また血液検査等でしっかりと体に壊れが無いことが確認出来れば、それ以外はそれほど気にすることは無いと思っています。

肉や魚、野菜、果物をしっかり摂れていれば、後は自分の運動量や体型などを照らし合わせれば良いだけです。

太っていれば総量を減らし、痩せていれば総量を増やすというそれだけです。

 

 後は余りにも神経質になり過ぎず、自分の心理的に無理にならない範囲で食養生を行いましょう。

毎日の晩酌や食後のデザートはついつい緩みがちですが、基準としてはアルコールは1日に350mlのビール1杯程度であれば大丈夫ですし、甘い物は血液検査でHbA1cを基準にすれば良いでしょう。

毎日のQOLを落とさない程度に、食事を楽しみながら食養生をやってみて下さい。

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2024.04.17 Wednesday