新型コロナ感染症による顔面神経麻痺(ベル麻痺)に対する鍼灸治療 市内在住 30代男性
新型コロナ感染後に顔に麻痺が
患者:市内在住 30代男性
病名:顔面神経麻痺(ベル麻痺)
経緯と鍼灸治療
新型コロナ感染症に罹患し、症状が軽くなったころから顔が動かし難くなってきました。
特にまばたきや口の動きの制限が著しく、寝る時も目が半眼となってしまうため、目の表面が乾いてしまうようでした。
また口の動きも悪いため、喋ったり食べたりという動作が制限され、日常生活にも支障を来たしていました。
更に接客業であるため、人との対話にストレスを感じると言うことでした。
また病院を受診したところ、ベル麻痺と言うことで初期にはステロイドパルスを行い、その後はビタミンB12の服用を続けていましが、症状の変化が思わしくないとのことでした。
初診時にも上のような症状が全て見られ、目は閉じられず、口は自由に動かない状態でした。
また体全体に湿疹が点在している状態で、その他の症状からも東洋医学的に湿熱が籠っているような状態でした。
そこで体調管理(回復)の施術と共に、脳ー顔面神経ー支配筋のネットワークを再構築するために施術を開始しました。
1回目の施術が終わった時点でも、今までは動かせなかった口の動きが出るようになったということでした。
その後、数回通院したところで仕事が忙しくなり、通院が難しくなったことで一旦は回復のペースが遅れましたが、通院を再開したところ症状の回復が見られるようになりました。