大阪日本橋 
眼病の鍼灸
鍼灸ひより堂

大阪日本橋の鍼灸ひより堂です。
当院では現代医学では治療法がないと言われてしまった眼科疾患に対して、鍼灸治療によるアプローチをしております。
来院される患者さまの約95%は眼科疾患や眼科症状にお悩みの方々です。
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脳外科手術後の複視(外転神経麻痺)

患者:市内在住 20代男性 会社員

病名:外転神経麻痺

症状:物が二重に見える(複視)

 

経過

 脳外科手術を受けた後、約2カ月経ってから左目に複視が出現。

左目が斜視となり、複視を避ける為に首を横に向けて物を見るようになった。

 

 手術を受けた脳外科では、基本的に数か月で良くなるため経過を見るしかないと言われた。

ビタミン剤を処方されたが症状が軽減しない為、段々と不安感が強くなってきたため、西洋医学以外の方法を求めてネット検索で鍼灸治療を見付けて当院に来院。

 

初診と鍼灸治療

 

 初診時には複視はあるものの、鍼灸治療の予約をしたことで安心した為か、症状がやや軽減していた。

遠くを見ると複視が強くなり、仕事復帰の為には車の運転が欠かせないため休職中。

 

 改善傾向であるため、ごく基本的な経穴を使用して眼底部の血流改善を目的に施術。

1回目の施術後以降、一段階急激に症状が良くなった気がした。

2回目の来院時にはほぼ100%複視が無くなっていため、仕事を復職することもあって治療を終了。

 

 今回は、脳外科手術後に出現した複視により、病気の再発が心配であったことも手伝って不安感が強くなりました。

不安が強くなると交感神経が緊張し、血液も粘度が増すことで循環障害が起こりやすくなり、外眼筋麻痺はより治り難くなります。

そこで外眼筋麻痺を長引かさない為には、少しでも早く治療を開始することが大事になります。

2024.04.29 Monday