スマホ内斜視の鍼灸治療症例 府内在住 50代女性
患者:府内在住 50代女性 パート
病名:外眼筋麻痺による複視(スマホ内斜視)
症状:複視(物が二重に見える)
経過
特に長時間のスマホ使用であったりPC作業をしていたわけではないが、ある日物が二重に見えていることに気付きました。
翌日には黒目が内斜視になっており、眼科を受診したところ左目のスマホ斜視(内斜視)と診断されました。
眼科では特に治療法が存在せず、ビタミン剤の服用で様子を見ながら、その後効果が無いようなら外眼筋の手術をするかプリズム眼鏡の使用を勧められたそうです。
その他の治療法を探している内に当院のHPを発見し、問い合わせを頂きました。
初診
来院時には明らかな内斜視を呈しており、左目が正面より外側には動かない状態でした。
外眼筋麻痺の発病から初診で来院されるまでが約2週間と非常に短く、正面までは眼球の動きがあることから、外眼筋の不完全麻痺であると思われました。
また脳神経内科や眼科での診察からも同様の診断が出ていたため、週2回の頻度での鍼灸治療開始となりました。
鍼灸治療
施術内容としては、目の周辺部に対する循環改善と脳疲労に対する施術を併用する形で開始しました。
また東洋医学的な診察診断を用いての全身治療も行いながら、3週間ほど経つ頃には黒目が外側にも向くようになりましたが複視は残っていました。
8月に入りパート先から復職の希望がありましたが、まだ複視が完治していないことから躊躇っている状態でした。
個人的には復職は複視の矯正にも役立つと考え、パート先への復職を後押ししました。
実際に復職したところ、案外仕事が出来たことが自信の回復に繋がり、複視に関しても見る見るうちに回復しました。
約7週間の施術により複視を感じることは全くなくなりました。