大阪日本橋 
眼の鍼灸
鍼灸ひより堂

大阪日本橋の鍼灸ひより堂です。
当院では、西洋医学では治療法がないと言われた眼科疾患や、同じく西洋医学では治療効果が挙がらない不妊治療などに対して、鍼灸治療で根本的な体質改善をしています。
通院するか迷っている場合には、先ずはご相談をメールやLINEなどでして頂くと、あなたが求めるものが当院にあるのかを、知って頂くことが出来ます。
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中心性漿液性脈絡網膜症と鍼灸

中心性漿液性脈絡網膜症とは

 

 

 中心性漿液性脈絡網膜症とは、眼球の奥にある網膜の黄斑部に、浮腫による漿液性網膜剥離が出来てしまう眼科疾患です。

 

網膜に水溜まりが出来たような状態になる為、網膜に入る光が歪んだり、漿液により色付けられるため、眼に映る画像に歪みや染色が見られるようになります。

 

中心性漿液性脈絡網膜症.png

 

 

 40代以上の男性に多いとされますが、当院に来院された患者さんの中には、10代の女性もいらっしゃいました。

 

また一般的には片側に起こるとされますが、時間をおいて両側に出ることもありますので、注意が必要です。

 

一般的な症状を知っておき、定期的に眼科の受診をしておくと、早期発見が出来ると思います。

 

次に一般的な症状や注意を書いておきますので、参考にして下さい。

 

CSC.png

 <病気が見えるvol12 眼科より>

 

 

 治療としては、生活改善としてストレスを軽くすることや、末しょう循環改善のためのビタミン剤を投与し、経過観察をすることで良くなるものもあります。

 

 経過観察で良くならない場合や、再発を繰り返す場合には、網膜光凝固という治療法で、レーザーにより漏出個所を塞いでしまう方法を取ります。

 

この方法では、施術部位に視野の欠損を残すことになるため、視野の中心部近くで漏出している場合には施術出来ません。

 

 

また最近では、新生血管に対して抗VEGF薬というお薬を、眼球から注入して、眼底の浮腫を抑える治療も行われることもあります。

 

眼内.png

 

 

抗VEGF剤は、元々大腸がんに使用されていた新生血管阻害剤で、新生血管を作らせないことで、そこから生じる漿液の漏れを防ぐことが出来ます。

 

脈絡膜新生血管.png

 

 

中心性漿液性脈絡網膜症に対する私見

 

-ここからは、一鍼灸師の私見も入りますので、ご注意下さい。ー

 

 

 中心性漿液性脈絡網膜症に対する保存療法や経過観察は、確かに効果が挙がる場合もありますが、基本的に数か月経過しても治らなければ、何らかの対策が必要であると思います。

 

特に強度近視の方は、物理的に網膜や脈絡膜に負担が掛かっているため、自然に治らない場合が多いように感じます。

 

強度近視.png

 

また先ほどご紹介した抗VEGF薬の注射は比較的効果が高い治療法ですが、当院で鍼灸治療を施すことになった10代の高校生は、複数回の抗VEGF薬を注射していました。

 

注射しても数か月すると同じ状態になり、注射をすれば暫く治まるという繰り返しだったようです。

 

中心性漿液性脈絡網膜症の方に対して鍼灸治療を行うと、非常に変化が早く大きいことと、病気が起こる経過を見ていると、眼底部での循環障害が、中心性漿液性脈絡網膜症に大きく影響を与えていることが予想されます。

 

 

 鍼灸治療は、自律神経に働き掛けることで、末梢の血流を狙って増やすことが出来ます。

 

眼科疾患に対する鍼灸治療では、こうした自律神経への働きかけによる循環改善が、最も高い臨床作用をもたらしているようです。

 

そうした施術で症状が良くなるのですから、中心性漿液性脈絡網膜症の大きな原因の1つとして、循環障害があるだと予想できるのです。

 

循環が改善すれば、漏出した漿液は再び毛細血管内に取り込まれ、浮腫は自然に無くなっていきます。

 

当院で観察している限りでは、早い方で2週間前後で視野の歪みが無くなっていくようです。

 

ただ長期間浮腫が存在していた方では、漏出部位の細胞が壊されているため、浮腫自体は無くなっても、最後まで視野の欠損が残る傾向があります。

 

 

自分で出来る限りのことはしたいという方は、日常生活の過ごし方に気を配頂ければ、治りが更に良くなります。

 

例えば喫煙は眼科疾患に対して「百害あって一利なし」という存在です。

 

眼科疾患を治したいのであれば、禁煙は絶対的に行って頂きたいと思います。

 

また日々のストレス管理も大事ですが、それと同等に大事なのが、眼を酷使しないということです。

 

折角鍼灸治療を受けて頂いても、夜遅くまでスマホを弄っていては、目に掛かる負担を減らすことが出来ません。

 

仕事柄よく眼を酷使される方は、鍼灸治療の頻度を減らすことで、再発しやすくなる傾向があります。

 

通常は 、最初の3カ月は週2回の頻度で来院して頂き、徐々に頻度を減らしていき、最終的に月に1回程度来院して頂ければコントロール出来ますが、眼を酷使する方では、週1回の頻度で来院し続けて頂くこともあります。

 

過去に抗VEGF薬の注射を複数回されている方は、再発をする傾向が強いために、頻度を減らすことが出来ないこともあります。

 

これは抗VEGF薬の影響というよりは、元々再発しやすい方は、結果的に複数回受けることになるためかもしれません。

 

鍼灸治療を受ける期間が長くなってくると、自分でも目に疲労や負担が掛かっていることが分かるそうですから、そうなれば自分で来院頻度を調整することも出来ます。

 

一番怖いのは、自分の状態が自分で分からないことですので、少なくとも自分の体調が把握出来るまでは、続けて来院して頂ければと思います。

 

 

実際の中心性漿液性脈絡網膜症の鍼灸治療

 

 

 これからご紹介するのは、実際の眼科疾患の患者さんに対する実際の鍼灸治療です。

 

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 先ずはうつ伏せで、眼科疾患の方によく見られる首や背中の凝りを取り除きます。

 

これだけでも眼に出ている不快な症状(眼痛・重だるさなど)が軽くなり、目の前が明るくなるという方もいらっしゃいます。

 

また必要に応じて、腰のツボを使った施術も行います。

 

 

次に手足のツボを使った鍼灸治療です。

 

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こうした手足を使った施術は、本治法と言われるもので、体の本質的な弱りに対して行います。

 

この女性の場合には、先天的な胃腸の弱さとストレスによる影響があったため、それを解消するためのツボを使用しています。

 

こうした施術は、東洋医学的な診察・診断により行います。

 

 

最後の目の周辺の施術になります。

 

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この患者さんの場合、片側が治療眼ですが、今後のことも考えて両眼に対して施術を行っています。

 

両眼に起こる可能性がある眼科疾患の場合には、今現在発症していなくても、予防のために両眼に行うことが殆どです。

 

眼の周囲には沢山のツボがありますが、その中から反応を見て数か所施術することになります。

 

これは局所的な施術になりますので、主に眼底部の血流量を増やすための施術になります。

 

こうした施術を、急性期には週2回程度受けて頂きます。

 

イメージとしては、状況が悪くなる方向に行くのを、逆方向に向ける感じですので、十分に治癒方向に向かえば、頻度を減らすことが出来ます。

 

通常でしたら、3か月程度で治癒方向へ向かうことになります。

 

またそれ以前に、症状を進めない目的や、再発予防だけの目的であれば、週1回~10日に1回で施術を行うこともあります。

 

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2021.01.23 Saturday